指導: 平瀬健一
中学3年生は男子5名、女子6名の合計11名が所属しています。長年、お互いに学び合う仲ということもあり、阿吽の呼吸で、75分間、楽しく授業を進めることができます。担任として、このすばらしい生徒たちと学び合うことができて、とても幸せに感じます。
<期末テスト>
8月15日に国語の期末テストを行いました。60分という長丁場でしたが、時間ぎりぎりまで一生懸命取り組んでいました。試験中、一切、私語がなく、日本の中学校と同様の良い緊張感で試験に臨んでいた姿がとても頼もしく思えました。試験終了後には、「60分、あっという間だった。」「もうちょっと時間が欲しかった。」と、悔しそうにしていた姿も印象的でした。テストの結果も大切ですが、60分間精一杯取り組んでいたことも、担任として、とてもうれしく思っています。期末テストでできたところだけでなく、できなかったところもしっかり反省して、次につなげてほしいと思います。
<中3の授業風景と生徒のつぶやき>
中学3年生のクラスは、休み時間は友達同士のおしゃべりで盛り上がります。しかし、「起立」「礼」「着席」の号令が終わり、漢字小テストが始まると、一人ひとり気持ちを切り替えて、集中して取り組むことができています。漢字小テストが終わると、教科書の学習が始まります。一人ひとり、教科書を音読する活動をほぼ毎週、必ず取り入れています。週に1回という限られた時間ではありますが、日本語を正しく読む時間もとても大切にしています。難しい漢字も多く、読めないものが出てきたときには、教師だけでなく、そばにいる友達もさりげなくフォローする場面もあり、とても心強く感じています。教師の質問に対して、こちらの想定を超えた様々な意見を発表してくれます。そして、あっという間に下校の時間を迎えます。濃密な学習によって、生徒だけでなく、私自身も心地よい疲れが残る素晴らしい半日です。
ある日のこと、「中学3年生になってからの国語の授業は、考えさせられる単元が多いよね。」というある生徒のつぶやきが聞こえてきました。「うん。確かにそうだね。なんでだろう?」というしみじみとしたつぶやきが別の生徒から返ってきました。確かにその通りで、中学3年生の国語では、私たち大人でも考えさせられる単元が多いのです。(実は私自身が一番学んでいるかもしれません。)物語文を例にとってみても、『握手(井上ひさし 著)』『高瀬舟(森鴎外 著)』『故郷(魯迅 著)』など、深い内容の単元がほとんどです。しかし、これらの物語などをクラス全体で読み解いていく中で、補習校卒業後における人生の荒波を、うまく乗り越えていけるヒントがたくさん隠れていることに、ほとんどの生徒が、少しずつ気が付いています。今後とも、この調子で国語を学び続けてほしいと願っています。
